![空気圧領域](https://www.mitsubishi-cable.co.jp/seal/wp-content/uploads/sp_pneumatic_top_image.jpg)
ソリューションSolution
![空気圧領域ソリューション](/seal/wp-content/uploads/pneumatic_img001.png)
![ロッド用パッキン](/seal/wp-content/uploads/sp_pneumatic_img002.jpg)
Solutionロッド用パッキン
名称 | 断面形状 | 特徴 | 適合溝 | サイズ (ロッド径) |
---|---|---|---|---|
ロッド用 Yパッキン(DYR) |
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|
JIS B2406 Pサイズ |
Φ3~Φ20 |
ロッド用 Uパッキン(DLR) |
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JFPS2003 | Φ16~Φ60 |
![採用部位](/seal/wp-content/uploads/pneumatic_adopt_img001.jpg)
- 材質:
- ニトリルゴム 1186-80
- 温度:
- -20~80℃
- 圧力:
- 0~1MPa
- 流体:
- エアー、工業用作動油、タービン油、ギヤーオイル
![採用部位](/seal/wp-content/uploads/pneumatic_adopt_img001.jpg)
![ロッド用パッキン](/seal/wp-content/uploads/sp_pneumatic_img002.jpg)
Solutionピストン用パッキン(片圧シール)
名称 | 断面形状 | 特徴 | 適合溝 | サイズ (シリンダ内径) |
---|---|---|---|---|
ピストン用 Yパッキン(DYP) |
![]() |
|
JIS B 2406 Pサイズ |
Φ4~Φ30 |
ピストン用 Yパッキン (DYP-B) |
![]() |
|
JIS B 2406 Pサイズ |
Φ4~Φ30 |
![採用部位](/seal/wp-content/uploads/pneumatic_adopt_img002.jpg)
- 材質:
- ニトリルゴム 1154-70
- 温度:
- -30~80℃
- 圧力:
- 0~1MPa
- 流体:
- エアー、工業用作動油、タービン油、ギヤーオイル
![採用部位](/seal/wp-content/uploads/pneumatic_adopt_img002.jpg)
![ピストン用パッキン(両圧シール)](/seal/wp-content/uploads/sp_pneumatic_img004.jpg)
Solutionピストン用パッキン(両圧シール)
名称 | 断面形状 | 特徴 | 適合溝 | サイズ (シリンダ内径) |
---|---|---|---|---|
ピストン用単一系 コンパクトパッキン (CO-P) |
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JFPS 2004 B系列 |
φ6~φ125 |
![採用部位](/seal/wp-content/uploads/pneumatic_adopt_img002.jpg)
- 材質:
- ニトリルゴム 11G6-80
- 温度:
- -20~80℃
- 圧力:
- 0~1MPa
- 流体:
- エアー、工業用作動油、タービン油、ギヤーオイル
![採用部位](/seal/wp-content/uploads/pneumatic_adopt_img002.jpg)
ケーススタディCase Study
摩耗
現象
![摩耗](/seal/wp-content/uploads/pneumatic_img005.jpg)
![摩耗](/seal/wp-content/uploads/pneumatic_img006.jpg)
接触面に運動方向と平行に線上の摩耗傷が発生する。
原因
相手面表面租度が悪い、あるいはスムーズすぎる。
潤滑不足。高温下でゴムが軟化。
摺動面にコンタミが介在。
対策
表面仕上を適切にする。潤滑を良くする。適切なゴム材料を選定する。コンタミの侵入を防止する。
つぶし過ぎ
現象
![つぶし過ぎ](/seal/wp-content/uploads/pneumatic_img007.jpg)
断面内部が起点となって割れが発生する。
原因
つぶしによる内部の変形量がゴム材料の許容伸びを超える。
対策
つぶし率を下げる(一般的には5〜35%)
はみ出し
現象
![はみ出し](/seal/wp-content/uploads/pneumatic_img008.jpg)
圧力によりゴムが隙間にはみ出す。
原因
隙間が大きい。
ゴムの耐はみ出し性が小さい。
対策
隙間を小さくする。
耐はみ出し性を上げる。
バックアップリングを併用する。
装着不良
現象
![装着不良](/seal/wp-content/uploads/pneumatic_img009.jpg)
シールの一部が切り取られる。シールの一部が溝からはみ出して締め付けられている。
原因
相手面のシャープな角、ねじあるいは不十分な面取り。ロッドに対しシールが過小。
ピストンに対しシールが過大。
ブランジ溝に対しシールの大きさがマッチしていない。
対策
面取りを十分行い、シャープエッジをなくす。
シールのサイズを溝に合わせる。
圧縮永久歪
現象
![圧縮永久歪](/seal/wp-content/uploads/pneumatic_img010.jpg)
圧縮された部分が平坦に変形する。
原因
使用温度が高すぎる。
圧縮永久歪の良くない材料を使用。
アンダー加硫である。
対策
シール部を冷却する。
圧縮永久歪特性の良い材料を選定する。
(当社品の使用を推奨します)
ねじれ
現象
![ねじれ](/seal/wp-content/uploads/pneumatic_img011.jpg)
円周上でスパイラル状にクラックが入る。
原因
径の割りに断面が小さいことに加え、モジュラスが小さい。
潤滑が不均一。
軸の偏心。
対策
断面を大きくする。
モジュラスを大きくする。
潤滑をよくする。
偏心を小さくする。
ブリスタ
現象
![ブリスタ](/seal/wp-content/uploads/pneumatic_img012.jpg)
大小の裂け目が表面にできる。一部がふくらむことでもある。
原因
高圧ガスがゴム中に入り、それが膨張する時(圧力が解除された時)ゴムを破る。
対策
圧力を下げる時、時間をかける。
硬いゴム、あるいはモジュラスの高いゴムを使う。
ガス透過性の高いゴムを使う。
耐ブリスタ用の配合にする。
アウトガス可塑剤抽出
現象
![アウトガス可塑剤抽出](/seal/wp-content/uploads/pneumatic_img013.jpg)
体積が小さくなる。
寸法が小さくなる。
ゴムが硬くなる。
原因
ゴム中の可塑剤が流体(薬液,溶剤,グリス等)で抽出される。
対策
可塑剤の少ない、あるいは抽出されにくい可塑剤を使ったゴム材料にする。熱処理によってあらかじめ可塑剤を出しておく。
膨潤
現象
![膨潤](/seal/wp-content/uploads/pneumatic_img014.jpg)
ゴムが水や薬品などの溶液を吸収して膨らむ現象。
溶液を吸収するとゴムが可塑剤されるため強度が低下する。過度の膨潤ではクラックに至る。
原因
ゴムと使用流体との適合性が悪い。
対策
使用流体に対して適正材料を選定する。
熱硬化酸化
現象
![熱硬化酸化](/seal/wp-content/uploads/pneumatic_img015.jpg)
ゴムが硬化する。
表面から硬化し、時間とともに断面内部まで進行する。変形している。
原因
温度が高すぎる。
ゴム材料の劣化(酸化)。
対策
高温特性のよい、耐熱性材料を選ぶ。
使用温度を下げる。
表面が酸素に触れないようグリス塗布等工夫する。
オゾンクラック
現象
![オゾンクラック](/seal/wp-content/uploads/pneumatic_img016.jpg)
応力のかかった方向と垂直の方向に小さなクラックが多数入る。
原因
ゴムのポリマー主鎖に不飽和構造(二重結合)がある。
(オゾンが二重結合と反応することにより主鎖が切断される)
対策
耐オゾン性の良い材料を選定する。(FKM,EPDM,HNBRなど)オゾンと接触する時間を短縮する。
表面を保護する。