NEWS RELEASE

三菱電線工業株式会社

2008年4月16日

耐曲げ通信光ファイバ (TOUGHBEND®シリーズ)を開発

 三菱電線工業株式会社(社長:五十嵐 壽彦、東京都千代田区丸の内3−4−1新国際ビル)は、このほど、曲げに強い光ファイバ(TOUGHBENDシリーズ)を開発致しました。
 当社では光通信用の光ファイバを長年にわたって市場に供給し、国内外の光通信網敷設に携って来ました。近年光ファイバ通信の広がりは大きくなり、最近では、幹線系だけでなく家庭で光ファイバを使用したFTTH の伸びが著しく、ADSLに変わりブロードバンドサービス全体の拡大を牽引するまでに成長しています。家庭での光ファイバの利用形態は、高速インターネットサービス,IP 電話サービスから映像サービスへと進化しており,普及がさらに加速されることが予想されています。 
 FTTHにて集合住宅や戸建て住宅の中に光ファイバケーブルを布設するにあたっては,小さな曲げ径で布設や余長収納可能な光ファイバが求められています。当社では、この要求にあった曲げに強い光ファイバ(TOUGHBENDシリーズ) 3種類(シングルモード2種類TOUGHBEND-S+, TOUGHBEND-S, マルチモード1種類 TOUGHBEND-G)を開発し販売を開始することと致しました。特にTOUGHBEND−Gは、世界初の耐曲げに強いマルチモードファイバであり、IPネットワーク市場での拡販が期待されます。このTOUGHBENDシリーズは、曲げに強いだけでなく汎用光ファイバとまったく同等の伝送特性を有しますので、既存ファイバの置き換えや接続が容易に行えます。また、本ファイバを使用することで、装置の小型化が実現でき高密度実装タイプの光関連装置の設計が容易になります。
 本ファイバは、4月23日よりパシフィコ横浜(横浜市)で行われます「レーザー EXPO 2008」にて 現物の展示を行ない、販売を開始致します。 
1.開発品の主な特長
〇優れた曲げ特性
従来の光ファイバの曲げ半径は30mmであり、今回開発したTOUGHBENDシリーズの曲げ半径は、5mmです。従来の1/6の曲げ半径で損失増加がほとんどない特性を実現しました。これによりメタル線並みの取り扱いができ、狭い場所での密集配線も可能になります。

〇汎用光ファイバと整合
 本ファイバは、国際規格であるITU-T規格に準拠した構造を有した光ファイバです。既存ファイバの置き換えや接続が問題なく行えます。また、SC,LC等の各種コネクタが取り付け可能です。
2.製品ラインアップ
 シングルモードファイバ2種類(TOUGHBEND-S+ ,TOUGHBEND-S)、マルチモードファイバ1種類(TOUGHBEND-G)を下記のとおりラインアップいたします。(仕様は下表をご参照)
@TOUGHBEND-S+
 シングルモードファイバで曲げロスが一番小さいファイバです。両端コネクタ付コードとしての販売となります。
ATOUGHBEND-S
 曲げロスが小さい標準シングルモードファイバです。
BTOUGHBEND-G
 曲げロスが小さいマルチモードファイバです。
表/仕様
項目 単位 TOUGHBEND-S+ TOUGHBEND-S TOUGHBEND-G
モードフィールド径   um 9.2±0.7 9.2±0.7 -
コア径   um - - 50±3
クラッド径   um 125±1 125±1 125±2
ケーブルカットオフ波長 最大値 nm 1260*1 1260*1 -
マクロベンドロス(曲げ半径5mm ターン数10) 最大値@1550nm dB 0.05 0.1 -
最大値@850nm dB - - 0.1
伝送損失 最大値@1310nm dB/km 0.4 0.4 -
最大値@1550nm dB/km 0.3 0.3 -
最大値@850nm dB/km - - 3.0
最大値@1300nm dB/km - - 1.0
伝送帯域 最小値@850nm MHz・km - - 500
最小値@1300nm MHz・km - - 500
準拠規格 ITU-T G.652, G.657   G.651
3.お問合せ先
<本件に関するお問合せ先>
  三菱電線工業株式会社
   電装・光部品事業部光部品営業部   TEL 03−3216−3947

以 上

⇒カタログはこちら

「TOUGHBEND」は、三菱電線工業株式会社の登録商標です。

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